昭和のバラエティー番組の黄金期を代表する、萩本欽一(はぎもと きんいち)さん。
定期的に特別番組として放送される「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」の司会者としても有名で、多くの人に「欽ちゃん」という愛称で親しまれています。
そんな萩本欽一さんですが、
最近見ないけれど何をしているの?
と話題になっているのです。
一体どういうことなのでしょうか。
そこで今回の記事では、萩本欽一さんを最近見ない理由、干された原因、現在の活動内容を紹介します。
萩本欽一を最近見ない理由は?
まずは、萩本欽一さんを最近見ない理由について見ていきましょう。
萩本欽一さんといえば、坂上二郎さんと結成していた「コント55号」というお笑いコンビで有名になった人物です。
コント55号は、以下のような人気番組のMCを務めるほどに有名でした!
- お昼のゴールデンショー
- コント55号の世界は笑う
- コント55号の裏番組をぶっとばせ!
- コント55号のなんでそうなるの?
ただ、1970年代に入るとコンビとしての活動の幅が狭くなり、個々に活躍するようになったのです。
そして、ピンで活躍するようになった萩本欽一さんは、以下の人気3番組を持つように…。
- 欽ドン!良い子悪い子普通の子
- 欽ちゃんのどこまでやるの!
- 欽ちゃんの週刊欽曜日
これらの3番組の視聴率を合わせると100%に到達したため、
のです。
高視聴率が望めた時代とはいえ、とてもすごいことではないでしょうか。
そして、今でも定期的に放送されている
でも有名ですよね!
萩原欽一さんの凄いところはそれだけにとどまらず、
- 64歳で社会人野球チームの監督に就任(現在は解任)
- 73歳で駒澤大学仏教学部に入学(中退済み)
という経歴もあるのです!
ただ、萩原欽一さんも御年82歳。
80歳になってからの自身の老いについて、以下のように語っていたこともありました。
80代に入ったとたん、体が思い通りに動かなくなったこと。70代は、30代、40代からの延長線上。たまに咳き込むくらいで、まだまだ元気だった。
ところが80代は明らかに違う。ものを食べればすぐむせる、何でもないところでよろける、ぶつかる。極めつきは1ヵ月の間に4回も家の中で転んで頭を打って、病院のお世話になったことだな。
したがって、現在は当然のごとく全盛期のような活躍はしていません。
萩原欽一さんを最近見なくなったのはなぜ?
とネット上で疑問が持たれてしまうのも、納得だといえるでしょう。
萩本欽一が干された原因はなぜ?
続いて、萩本欽一さんが干された理由を見ていきましょう。
かつて視聴率100%男と称されていた萩本欽一さんですが、
のです。
あまりにも急な出来事だったので、一部では「干されたのでは?」と噂されましたが、干された事実はありません。
この半年間の休業は、萩本欽一さん自身が以下のような理由から決断して行ったことになります。
- ”視聴率100%男”の人気を維持していく自信がなかった
- 冠番組の視聴率が下降気味であることを指摘された
それぞれどういうことか、具体的に見ていきましょう。
”視聴率100%男”の人気を維持していく自信がなかった
萩本欽一さんは、紹介している通り「視聴率100%男」と称された人物です。
しかし、その人気を維持していくのは、並大抵の努力では成し得ません。
後に萩原欽一さん本人が、
歴史って、いつも他の人に倒されて新しい幕府ができるんだよね。でも誰かに倒されるのはイヤだから、自分で倒そうと思ったの
とコメントしていたこともありました。
人気者ゆえに色々悩んだ末の、半年間の休業だったのかもしれないですね!
冠番組の視聴率が下降気味であることを指摘された
萩本欽一さんは半年間の休業を終えた後、再び冠番組を複数持つようになりました。
しかし、
ことで、萩本欽一さんの求めるテレビではなくなってしまったのです。
そして、時代が求めていない萩本欽一さんの番組は、次々に打ち切りに。
自分のやりたいことと時代のニーズが合っていないことに嫌気が差した
ということで、再び表舞台から遠ざかってしまったのです。
その後、お笑い業界では、
こともあり、萩原欽一さんの存在感はますます薄れていきました。
ただ、今もなおお笑いで活躍している後輩世代には崇められている存在ですし、萩本欽一さんはお笑い界に大きな功績を残した人物であることに間違いはないといえるでしょう。
萩本欽一の現在の活動内容を紹介!
最後に、萩本欽一さんの現在の活動内容を見ていきましょう。
萩本欽一さんは2023年現在、定期的に出演しているテレビ番組はありません。
御年82歳なので、当然といえば当然ですよね!
しかし、定期的に放送されている
しています!
そして2023年8月26日には「24時間テレビ直前生放送SP」に出演。
そこで、過去に車いすの男性に注意をして感謝されたエピソードを紹介したのです。
日本テレビの24時間テレビといえば、障害を持った人の頑張りや世に知られていない障害を知ることのできる番組。
だからこそ、24時間テレビ前後には、障害を持った人がスタジオに多く集まるといいます。
障害を持った人もひとりの人間ですから、目の前に複数の芸能人がいる非日常の光景を前に目を輝かせ、危ないといわれているのに芸能人に付いて行ってしまうという危険な行為をしていたのだとか。
その危険行為を目にした萩本欽一さんは、以下のような対応を取ったといいます。
テレビ局の人は怒れないから、“ちょっとみんな、危ないから気を付けようね”ってやって。でもまた来ると追いかけてるから、俺が言ったの。“お前たちの命が危ないから、心配してるんだよ!だけど文句言えないから優しく言ってるから。いい加減にしろ!”って
ここまでの話を聞くと、
と思われるかもしれませんが、萩本欽一さんから指摘を受けた車いすに乗る人は、以下のような発言をしたのだとか。
その人が言ったの。“人生で、今まで怒られたことはない”って。“今日生まれて初めて怒られた。だから僕が今まで怒られなかったのは、体のことを心配して怒る人がいなかった。初めて怒られたということで、僕は今日、普通の人になれた日だよ、欽ちゃん”って言った時…泣いちゃった
たしかに、障害を持った人に対して健常者のように怒るというシチュエーションは、なかなか存在しないですよね。
だからこそ、車いすに乗った人は萩本欽一さんが健常者と同じように注意してくれたことで嬉しくなったのでしょう。
誰にでも平等に接することのできる萩本欽一さんは、素晴らしい人ではないでしょうか。
ひとつの時代を築いた萩本欽一さん。
これからも活躍を応援していきましょう!
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